【教職員?学生の皆様へ】塚本学長からのメッセージ

本学の教職員、学生の皆さんへ

塚本学長
2020年12月17日

 北海道はもとより全国各地のbbin体育APP下载感染症の感染者数は、今後の終息を占うには程遠い数字が連日続いています。
 本学附属病院の状況では、何はさておき、実際にこの感染症の患者さんの治療、看護、さらにはそれを支えている多くの教職員の皆さんに、大学の責任者として、その大きな努力に深く敬意を表します。日々の厳しい業務を淡々と行っているまさにそのことに全く頭の下がる思いです。

 医療者の使命感だけで、負担の多いこの仕事を行っていることは、精神的にも肉体的にも非常に厳しいことであることは十分理解できます。しかも、この状況を、あとどの程度継続しなければならないのかわからない中では、その焦燥感、疲労感も並大抵のものではないと思います。医療にはこのような側面があることを否定はしませんが、医療を提供する側が十分にその能力を発揮できる環境がなければ、患者さんのケアが行き届かなくなることは明らかです。

 附属病院ではこのような医療者の負担感を多少なりとも軽減するためにも医療関係者の心理的なサポートも含め対応していきます。春の時には、マスク、グローブ、などの感染防護具不足が巷では話題になりましたが、幸い附属病院ではそれが大きな問題になることはありませんでした。医療者に十分なpersonal protective equipmentを準備できなければ、学生が何の勉強もせずに国家試験を受けるようなものです。理想的な治療、ケアができないことは明白です。そのため、このようなサポートが欠かせないことは言うまでもないことです。

 本学附属病院では、この感染症の当初から患者さん、特に重症例を中心に中等症、軽症の患者さんを受け入れ、治療を行ってきました。
 本年4月、5月の連休をピークにした流行は夏を迎えるに従い少し落ち着きを取り戻し、それに伴い入院患者数も減少しました。一時は中等症および軽症の患者さんが全員退院した時期もありました。しかし、9月下旬から患者数が増加しはじめ、きわめて短期間で春の時期の患者数を凌駕してしまいました。その結果、現在、附属病院の感染者用の病床をフルに利用しなければならなくなっています。さらに、今回の入院患者さんの特徴は全体の感染者数が増加したためか、中等症や基礎疾患のある患者さんの割合が多く、その分、日々のケアに医療者の数がより多く必要とされるようになっています。

 病院長をはじめとして関係者が尽力し、これに医療者が率先して答えてくれているので、何とか現在の入院状況を維持できています。
 現在の感染状況から判断すると、終息はもう少し先になりそうです。今後利用可能になるワクチンに期待するところです。その一方で、患者さんがこの感染症で重症化することを何とか防止できないかと、病院長以下治療法の改善に取り組んでいるところです。

しかし、何よりも重要な「感染を予防する」ということに関して、教職員、学生の皆さんが一層努力されることを希望します。特に、学生の皆さんには、冬休み期間も決して気を緩めることなく過ごすことを期待しています。

札幌医科大学 理事長?学長 塚本泰司
 

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